米政府、現時点でボーイング787の運航停止命じず インド機墜落

 6月12日、米政府は、航空会社エア・インディアのボーイング787がインド西部で墜落し240人以上が死亡した事故について、787の運航停止命令につながる安全上のデータは現時点で確認されていないと述べた。アーメダバードで撮影(2025年 ロイター/Amit Dave)

[ワシントン 12日 ロイター] – 米政府は12日、航空会社エア・インディアのボーイング(BA.N), opens new tab787がインド西部で墜落し240人以上が死亡した事故について、787の運航停止命令につながる安全上のデータは現時点で確認されていないと述べた。

ダフィー運輸長官とロシュロー連邦航空局(FAA)長官代行は会見で、事故の動画を見たと発言。

ダフィー氏は、国家運輸安全委員会(NTSB)のホーメンディー委員長と話をしたと述べ、ボーイングとエンジンメーカーのGEエアロスペース(GE.N), opens new tabの支援を受けたNTSBとFAAのチームがインドを訪れると述べた。

ダフィー氏は「彼らは現地で調査する必要がある。だが、現時点ではまだ時期尚早だ」とし「動画を検証して何が起きたかを見極めようとしているが、これは事実関係を判断する上で、決して強力で賢明な方法ではない」と発言。FAAが事故調査の一環でボーイング、GEと情報を精査していることを明らかにした。

同氏は「安全性に関する勧告があれば(米政府は)ちゅうちょなく実行に移す」と強調。「事実に従い、安全を第一に考える」と述べた。

ロシュロー氏は「調査を進めていく過程で何らかのリスクに関する情報が得られれば、リスクを軽減していく」と述べた。

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