キャンプ場やローラースライダーなどの遊具、バーベキュー場など備え

2025/06/12 06:00

新たに導入した電動キックボードで北山湖を一周できる=佐賀市富士町のレイクサイド北山

2023年10月にリニューアルした北山キャンプ場は、豊富なサイトのバリエーションが魅力=佐賀市富士町

 2023年10月にリニューアルオープンした「レイクサイド北山」(佐賀市富士町)が利用者数を増やしている。キャンプ場やローラースライダーなどの遊具、バーベキュー場などを備え、年間の利用者数はリニューアル前から約1万人増加。回遊性向上を狙い、4月下旬からは北山湖を一周できる電動キックボードの貸し出しを始めた。

 レイクサイド北山は、屋外で佐賀の魅力を体感する「OPEN-AIR(オープンエア)佐賀」の一環として県が再整備した。リニューアル前の20年度は約4万2千人だった利用者数は、24年度は約5万3千人に増加。福岡県内にも認知が広がり、利用者数の割合が佐賀県に並んだ。

 23年10月にリニューアルした北山キャンプ場は、車を横付けできるオートサイトや地面の上でたき火ができるサイトなど、豊富なバリエーションが魅力。道具をレンタルできることからキャンプ初心者の利用も多い。111メートルのローラースライダーがある「プレイグラウンド」は、未就学児から小学生を連れた親子に人気がある。

 電動キックボードは、北山湖沿いに設けられた約6キロのサイクリングロードで利用し、以前から貸し出している自転車の半分の約20分で湖を一周できる。8台を導入し、回遊性向上に加え若者のグループなど新たな客層の開拓にも期待する。

 指定管理者の代表団体「ANDCO」(佐賀市)の加納達也取締役は「新たな体験ができる電動キックボードでリニューアルした施設を巡ってもらい、施設間の連携強化につなげたい」と話す。

 電動キックボードは16歳以上が利用でき、1時間2千円で貸し出している。(秋根紗香)

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