米自動車メーカー、ゼネラル・モーターズ(GM)は、販売台数が最も多い一部ガソリン車の国内生産拡大に向け、米国の製造拠点に今後2年で40億ドル(約5800億円)を投資する計画だ。メキシコで製造する一部車種の生産を米国内に移す。
GMは昨年の完成車の輸入が最も多く、トランプ政権が輸入自動車に25%の追加関税を課す状況に対応する。トランプ関税で同社は50億ドル相当のエクスポージャー(リスク負担)にさらされると見込まれ、影響の緩和に動く。
GMの10日の発表によれば、同社はミシガン、カンザス、テネシー3州の工場で完成車の生産を増やす。今回の投資により、米国内で年間200万台を上回る自動車の組み立てが可能になる。
ピックアップトラックやスポーツタイプ多目的車(SUV)「シボレーエクイノックス」など販売台数が最も多い一部車種の生産をメキシコから米国内に移転する。ミシガン州デトロイト校外の工場でピックアップトラックの「シボレーシルバラード」の組み立ても行う。
原題:GM Dodges Tariffs With Production Shift to US From Mexico (2)(抜粋)
(生産を移転する車種などの情報を追加して更新します)
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