ロシアは、核開発計画を巡るイランと米国の合意を支援する取り組みの一環として、イランの余剰核物質をロシアに移送することを提案した。インタファクス通信が10日に報じた。
ロシアのリャプコフ外務次官が10日、インタファクス通信に対し「我々は、交渉過程で活用できる提案という形の政治的支援だけでなく、実務的な支援も含めて、米国とイランの双方に支援を提供する用意がある。たとえば、イランで製造された余剰核物質を搬出し、それを原子炉燃料の製造に適合させるという方法がある」と語った。
トランプ米大統領は今月、ロシアのプーチン大統領との電話会談後、イランとの交渉においてロシアが役割を果たす可能性があると発言し、イランとの交渉が難航していることを示唆した。
ロシアは2015年には、イラン、国連安全保障理事会の常任理事国5カ国とドイツとの間で合意された核合意「包括的共同作業計画(JCPOA)」に基づき、イランの濃縮ウランの相当部分を引き取っている。
国際原子力機関(IAEA)は5月31日、過去3カ月間でイランの高濃縮ウランの蓄積量が約50%増加し、409キログラムに達したと報告した。核爆弾約10発分の中核部分に相当する核物質に短期間で濃縮できる量だ。
イラン高官は10日、米国との核協議で枠組み合意を提案する意向だと明かした。今後の交渉に向けた暫定合意の可能性が浮上している。
イラン外務次官のラバンチ外務次官は国営イラン通信(IRNA)に対し、15日にオマーンで開催される米国との6回目の協議に先立ち、「今後の作業の基礎として活用できる」新たな提案を準備中だと語った。リャプコフ氏はイランの考えを支持しているとみられ、暫定的な取り決めが問題解決の一つになると述べた。
原題:Russia Makes Iran Nuclear Offer for US Pact, Interfax Says(抜粋)
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