ユーロ圏投資家心理指数、6月はプラス転換 ドイツの改善が後押し

 6月10日、調査会社センティックスが発表した6月のユーロ圏投資家センチメント指数はプラス0.2と、前月のマイナス8.1からプラスに転換した。写真は2024年4月、独フランクフルトで撮影(2025年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

[ベルリン 10日 ロイター] – 調査会社センティックスが発表した6月のユーロ圏投資家センチメント指数はプラス0.2と、前月のマイナス8.1からプラスに転換した。1年ぶりの高水準で、予想のマイナス6.0も上回った。

期待指数は10.5ポイント上昇のプラス14.3。過去2カ月間の累計上昇幅は30.1ポイントとなった。

ドイツの6月のセンチメント指数は依然としてマイナス圏にあるものの、2022年3月以来の高水準となるマイナス5.9だった。新政権発足に伴う楽観論などが後押しした。

調査は6月5─7日、投資家1055人を対象に実施された。

ドイツの現況指数はマイナス26.8となったが、4カ月連続で改善した。

同社は「近年、ドイツ経済の停滞が繰り返し欧州経済にブレーキをかけていた」と指摘。ユーロ圏はドイツの改善から恩恵を受けているという。

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