ドイツ極右政党ＡｆＤ、過激主義者が急増＝情報機関報告書

　ドイツ情報機関の連邦憲法擁護庁（ＢｆＶ）は１０日に発表した年次報告書で、２月の総選挙で第２党に躍進した極右政党「ドイツのための選択肢（ＡｆＤ）」で過激主義者が増えていると明らかにした。写真は同党幹部ら。ベルリンで５日撮影（２０２５年　ロイター/Christian Mang）

[ベルリン１０日ロイター] – ドイツ情報機関の連邦憲法擁護庁（ＢｆＶ）は１０日に発表した年次報告書で、２月の総選挙で第２党に躍進した極右政党「ドイツのための選択肢（ＡｆＤ）」で過激主義者が増えていると明らかにした。そうした思想を背景とした犯罪も全体的に急増しているという。

報告によると、ＡｆＤ内の過激主義者の数は党員の増加と右傾化に伴い、昨年７７％増加して２万人に達した。

ＢｆＶは先月、ＡｆＤを民主主義を脅かす過激派組織に指定したが、ＡｆＤは反発し、提訴した。もっと見る

報告によると、右派過激主義を背景にした国内での犯罪は昨年４７．４％急増。殺人未遂は２０２３年の４件から６件に、放火は１６件から２３件に増えたという。

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