台湾海峡、中国に属さず　緊張生む行為は世界に脅威＝台湾国防省 | ロイター

　中国は８日、カナダの農産物や食品の一部に関税をかけると発表した。２０２２年７月撮影（２０２５年　ロイター／Dado Ruvic）

[台北/北京 １７日 ロイター] – 台湾国防省は１７日、台湾海峡は中国に属していないと表明し、緊張を生じさせる中国の試みは世界の安全保障を脅かすと警告した。

中国軍はこれに先立ち、カナダの軍艦が台湾海峡を航行したことを非難した。人民解放軍東部戦区司令部は、カナダの行動は「意図的に問題を引き起こし」、海峡の平和と安定を損ねたと主張した。 もっと見る

これに対し台湾国防省は声明で、「台湾海峡は断じて中国の主権の範囲内ではない」と強調した。

「友好国や同盟国」による台湾海峡の航行の自由は、同海峡の法的地位を強調する具体的な行動だと指摘した。中国は同海峡が「内政問題」であるという誤った印象を与えようとしていると非難した。

「台湾海峡の平和と安定は台湾だけでなく、世界中の自由・民主主義国家にとっても共通の関心事だ」と訴えた。

西側の台湾海峡航行に対し、中国は「合同戦闘即応パトロール」を実施して対応してきたと言及した。「共産党軍が台湾海峡で意図的に緊張を生み出そうとすれば、世界の安全保障に真の脅威となる」と警告した。

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Ben joined Reuters as a company news reporter in Shanghai in 2003 before moving to Beijing in 2005 to cover Chinese politics and diplomacy. In 2019 Ben was appointed the Taiwan bureau chief covering everything from elections and entertainment to semiconductors.