3月10日、中国外務省は台湾との「平和統一」を実現するために最大限の努力を払うとする一方、中国の領土保全を守るために必要なあらゆる措置を取ると表明した。写真は中国と台湾の旗のイメージ。2022年8月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
[台北 25日 ロイター] – 台湾の沿岸警備隊は、25日に中国関連とみられる貨物船を拘束したと発表した。付近では、台湾海峡に位置する澎湖諸島に接続する海底ケーブルが切断される事件が起きている。
今年すでに、中国と関連があるとされる船が別のケーブルを破損させた疑いのある事例が発生。台湾は警戒を強め、海軍やその他の機関は海底通信網を保護するための取り組みを強化した。
沿岸警備隊によると、3隻の船を派遣し、海底ケーブルが切断された時間帯に付近でいかりを下ろしていたトーゴ船籍のホンタイ58号を拘束した。
沿岸警備隊は「乗組員8人全員が中国人であり、中国によるグレーゾーンハラスメントの可能性も否定できない」とし、さらなる調査が必要としている。
中国は台湾に対してグレーゾーン活動(軍事行動には至らないが相手に圧力をかける行為)を展開しているとされ、台湾は抗議している。
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