ブラジル国営石油会社ペトロブラスのシャンブリアード最高経営責任者（ＣＥＯ）は５日、同社がブラジル国外ではアフリカを主要開発地域にする方針を明らかにした。写真は２０１９年１０月、リオデジャネイロで撮影（２０２５年 ロイター/Sergio Moraes）
[リオデジャネイロ ５日 ロイター] – ブラジル国営石油会社ペトロブラス(PETR4.SA), opens new tabのシャンブリアード最高経営責任者（ＣＥＯ）は５日、同社がブラジル国外ではアフリカを主要開発地域にする方針を明らかにした。コートジボワール政府が、同国沿岸沖の深海・超深海部での資源探査をペトロブラスに提案したという。
シャンブリアードＣＥＯはロイターに対し、インド沖での探査も計画しており、７月に実施予定の石油鉱区入札に参加すると述べた。
ペトロブラスはここ数年、石油資源の拡大に向け、アフリカを中心に外国の石油資産権益の取得に関心を示している。ブラジル本国での石油の新規掘削が、環境面での許認可取得の遅れに直面していることも背景にある。
シャンブリアード氏は、ブラジルとアフリカが地質学的に類似した部分があると指摘。「ブラジルとアフリカの相関関係は明白で、だからわれわれはアフリカに行く必要がある」と強調した。
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