ロシアのセルゲイ・リャブコフ外務次官(写真)は6日に配信されたタス通信とのインタビューで、米国との関係が「破滅的」な状態になっているため、米ロ間に唯一残された核軍縮条約であり、来年2月に期限を迎える新戦略兵器削減条約(新START)が維持される可能性はほとんどないとの見方を示した。2月10日、モスクワで撮影(2025年 ロイター/Maxim Shemetov)
[6日 ロイター] – ロシアのセルゲイ・リャブコフ外務次官は6日に配信されたタス通信とのインタビューで、米国との関係が「破滅的」な状態になっているため、米ロ間に唯一残された核軍縮条約であり、来年2月に期限を迎える新戦略兵器削減条約(新START)が維持される可能性はほとんどないとの見方を示した。
トランプ米大統領の次世代ミサイル防衛構想「ゴールデンドーム」も新たな障害だと語った。
ロシアのプーチン大統領は2023年、米国のウクライナ支援を非難して新STARTの履行を停止したが、弾頭、ミサイル、重爆撃機に関して条約の制限内にとどまると述べた。
しかし、同条約が26年2月5日に失効した後、延長も代替もされない場合、新たな軍拡競争に拍車がかかると懸念されている。
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