公開日時 2025年06月06日 05:00更新日時 2025年06月06日 15:01
外の景色を眺めながら、ヨガを体験する参加者ら=5月11日、与那国町の嶋仲自治公民館(提供)
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琉球新報朝刊
【与那国】朝のリフレッシュヨガ&台湾朝ごはん体験が5月11日、町内祖納集落にある嶋仲自治公民館で行われた。
与那国町地域おこし協力隊のワン・イーリンさんの企画で「朝ごはんを食べる時間がない人が増えている。朝の景色を眺めながらヨガで身体を動かして、おなかに優しいご飯を食べてすてきな朝を迎えましょう」と呼びかけた。
午前7時30分、参加者らは大きなガラス窓がついた舞台の上で外の景色を眺めながら、インストラクターの竜門砂月さん(祖納)とヨガを楽しみリラックスした。
その後、台湾の金門島で朝ごはんとして親しまれる「小米粥(シャオミージョウ)」を味わった。小米粥は脱穀した粟(モチキビ)で作るおかゆのことで、金門島出身のワンさんの手作り。
モチキビを粒がなくなるまで煮詰め、その上に蒸したさつまいもや長命草の粉末、ローソン(豚肉のでんぶ)と与那国島の黒糖をお好みで乗せた。参加者らは窓の外を眺めながら、おいしく味わって食べていた。
参加した益美生子さんは「朝からいい汗もかいたし、とっても充実した。おなかも満たされて今日も一日楽しめそう」と話した。
ワンさんは「晴れの日に野外でヨガ&朝ごはんをやってみたい。小米粥は金門島では朝ごはんの定番メニュー。各家のスタイルがあってバリエーションも豊富だ。モチキビは消化を助け、ビタミンB群が豊富なので普段の食事に取り入れたらいいと思う」と話した。
(崎元友紀通信員)