女性の参加条件を撤廃して初めて開催されたことしの「相馬野馬追」について、祭りの執行委員会は、女性の参加が40人にのぼり、「女性騎馬武者の活躍がみられた開催だった」としています。

勇壮な騎馬武者が呼び物の国の重要無形民俗文化財、「相馬野馬追」は、先月24日から3日間の日程で開催されました。

男女平等や騎馬武者数の確保などの観点から、これまで「20歳未満の未婚」としていた女性の参加条件を撤廃して、初めての開催となりました。

主催する執行委員会は、ことしの結果をとりまとめ、5日、公表しました。

それによりますと、ことしの騎馬武者の参加は、去年より1騎多い383騎で、このうち女性は、40騎だったということです。

また、参加条件が撤廃されたことによって出場することができた女性は、初出場の5騎を含め8騎だったということです。

女性騎馬武者の活躍も目立ち、花火とともに打ち上げられて舞い降りる旗を奪い合う、祭り最大の呼び物、「神旗争奪戦」では、3人の女性騎馬武者が旗をとる活躍を見せたということです。

3日間の開催で訪れた観客は、のべ12万9000人でした。

祭りの執行委員会は「条件の撤廃により例年以上の女性の活躍を見ることができた。来年以降もより多くの女性に参加してもらい、野馬追の伝統をつないでいきたい」としています。

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