国際送金大手の英ワイズが米国での株式上場を計画している。近年、主要な上場先を米国に変更する企業が増えており、ロンドン市場にとっては新たな打撃となりそうだ。

  ワイズは5日発表の声明で、ロンドン証券取引所での上場を維持しつつ、米国を主要な上場先とする方針を明らかにした。ロンドンの資本市場に対する低評価に加えて流動性不足が、それ以外での上場を企業に促していることがあらためて示唆される。

  これまでにオンライン賭博のフラッター・エンターテイメントや配管製品サプライヤーのファーガソン・エンタープライゼズ、建材会社のCRHなどが上場先を米国に移している。

  また、コバルト・ホールディングスは、ロンドンでの新規株式公開(IPO)計画を取りやめた。同社が4日の声明で明らかにした。上場は5日を予定していた。

  コバルトは、起業家ジェイク・グリーンバーグ氏がバッテリー製造の主要な原料であるコバルトへの投資機会を提供することを目的に設立した。ただ、コバルト市場は銅やアルミニウムのような主要な工業用金属と比べると小規模で、価格変動が激しい傾向にある。多くのアナリストやトレーダーは、供給と需要の長期的な見通しについて悲観的だ。

  同社は、非公開での資金調達の可能性を含めて今後の選択肢を模索するとしている。

原題:Glencore-Backed Cobalt Holdings Axes $230 Million London IPO (2)

Wise Plans to Shift Main Listing to US in Latest London Loss (1)

(抜粋)

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