昨年、パレスチナ自治区ガザでイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続く中、ドイツで反ユダヤ主義に起因する事案が前年の約2倍に急増したことが4日発表の調査報告で分かった。写真は、反ユダヤ主義に反対する抗議活動を行う人々。2024年10月、ベルリンで撮影(2025年 ロイター/Christian Mang)
[ベルリン 4日 ロイター] – 昨年、パレスチナ自治区ガザでイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続く中、ドイツで反ユダヤ主義に起因する事案が前年の約2倍に急増したことが4日発表の調査報告で分かった。
反ユダヤ主義研究情報センター(RIAS)によると、2024年に発生したユダヤ系に対する暴力、破壊行為、脅迫は8627件で、23年(4886件)の約2倍、20年(1957件)の4倍余りとなった。
発生した事案で最も多い25%を占めた項目は、イスラエルの政策に対する批判を民主主義における正当な政治的表現とみなす「反イスラエル反ユダヤ主義」だった。
RIASのベンジャミン・シュタイニッツ代表は、報告書の記者発表で「客観的に言って、ドイツでユダヤ人として迫害されるリスクは、(ハマスがイスラエルを急襲した)23年10月7日以降増加している」と述べた上で、「しかし、犠牲者に対する同情よりも、何が反ユダヤ主義の表現にあたるかという議論の方が多いようだ」と指摘した。
RIASによると、近年、反ユダヤ主義的暴力、破壊行為、脅迫が急増し、極右が関与した事案はイスラム主義者の約3倍に上るという。
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