欧州委とECB、ブルガリアのユーロ導入承認 26年から

欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会と、欧州中央銀行(ECB)は4日、ブルガリアが2026年1月1日から通貨ユーロを導入することを承認した。写真は極右政党「復興党」が主催したユーロ圏編入計画に反対するデモ参加者ら。首都ソフィアで4日撮影(2025年 ロイター/Stoyan Nenov)

[ブリュッセル 4日 ロイター] – 欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会と、欧州中央銀行(ECB)は4日、ブルガリアが2026年1月1日から通貨ユーロを導入することを承認した。

23年にクロアチアが加わって以来で、ブルガリアが21カ国目となる。

欧州委はブルガリアが正式な基準を満たしたとし、声明で「ブルガリアがユーロを導入する準備が整ったと結論付けた」と述べた。欧州委の前向きな勧告を得るためには、物価や財政、為替レートの安定性などの基準を満たす必要があった。ECBもブルガリアが導入準備ができていると表明した。

ブルガリアは07年のEU加盟以来、自国通貨レフからユーロへの移行に取り組んできた。移行に時間を要し、25年5月の調査ではブルガリアの5割の人々がユーロに後ろ向きとなっていることが示された。通貨切り替えに伴い物価上昇を招くとの懸念もある。欧州委のドムブロフスキス委員(経済担当)は記者会見で「これまで通貨移行による価格上昇は最小限に抑えられた」と指摘した。

今回の欧州委の勧告を踏まえ、EUの首脳らが6月下旬に承認する必要がある。EUの財務相らは7月にレフの対ユーロ交換レートを定める。

ユーロは現在、20カ国で3億4700万人が利用している。ブルガリアは、ECBの金融政策決定を担う理事会にも参加することになる。

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