
中国軍が学生らの民主化運動を武力弾圧した天安門事件から4日で36年を迎え台湾の頼清徳総統はフェイスブックへの投稿で、運動に参加した人々の勇気を称えた。写真は陸軍学校を訪れた頼総統。台湾で2024年に撮影(2025年 ロイター/Ann Wang)
[台北 4日 ロイター] – 中国軍が学生らの民主化運動を武力弾圧した天安門事件から4日で36年を迎えた。台湾の頼清徳総統はフェイスブックへの投稿で、運動に参加した人々の勇気を称えるとともに、人権は世代や境界を越えて台湾や他の民主社会が共有する概念だと述べた。
「6月4日の天安門事件を記念することは、歴史を悼むだけでなく、この記憶を永続させることでもある」と指摘。「権威主義的な政府はしばしば歴史を沈黙させ、忘れることを選ぶが、民主的な社会は真実を守り、人権という理念に犠牲を払った人々を忘れることを拒否する」とした。
その上で「われわれは歴史を忘れることを拒否するだけでなく、われわれの核となる価値観を日々実践していく」と宣言した。
<香港では厳重警備>
遺族の会「天安門の母」は今週、毎年恒例の声明を出し、事件で何が起きたのかを公に説明するよう中国政府に求めた。
また、2020年に香港国家安全維持法(国安法)が施行される前は大規模な追悼集会が開かれていた香港のビクトリア公園周辺では厳重な警備が敷かれた。
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Yimou Lee is a Senior Correspondent for Reuters covering everything from Taiwan, including sensitive Taiwan-China relations, China’s military aggression and Taiwan’s key role as a global semiconductor powerhouse. A three-time SOPA award winner, his reporting from Hong Kong, China, Myanmar and Taiwan over the past decade includes Myanmar’s crackdown on Rohingya Muslims, Hong Kong protests and Taiwan’s battle against China’s multifront campaigns to absorb the island.

Ben joined Reuters as a company news reporter in Shanghai in 2003 before moving to Beijing in 2005 to cover Chinese politics and diplomacy. In 2019 Ben was appointed the Taiwan bureau chief covering everything from elections and entertainment to semiconductors.