中国の王毅外相は3日、パデュー駐中国米大使と北京で初めて会談し、米国による最近の措置に不満を表明した。米中のあつれきが浮き彫りとなっている。
中国政府の声明によると、王外相は「残念ながら、米国は根拠のない理由で否定的な措置を次々と講じ、中国の正当な権益を損ねている」と主張。その上で、米国は「中米関係が正しい軌道に戻るために必要な条件を整えるべきだ」との認識を示した。
パデュー大使はX(旧ツイッター)に、貿易や合成麻薬フェンタニル、不法移民に関するトランプ米政権の優先事項を取り上げたとし、双方にとって意思疎通は「極めて重要だ」と投稿した。

北京で会談した中国の王毅外相とパデュー駐中国米大使(6月3日)
Photographer: Zhang Ling/Xinhua/AP Photo
中国はスイス・ジュネーブでの貿易を巡るコンセンサスに米国が違反していると非難。米国による人工知能(AI)向け半導体の輸出管理に関する指針や、半導体設計ソフトの対中販売規制、中国人留学生のビザ取り消しといった差別的な制限を導入したと反発している。
関連記事:中国、貿易休戦に米が違反と非難-断固たる措置講じると商務省
一方、グリア米通商代表部(USTR)代表は先週、中国が合意の一部を順守していないと批判。先端電子機器に必要となる重要鉱物の輸出を加速していないと主張した。
トランプ大統領は習近平国家主席との協議が摩擦緩和につながると自信を示しているが、実際にそうした会談が調整されているかは不明だ。
原題:Top China Diplomat Blasts ‘Negative Moves’ by US in Envoy Meet(抜粋)
