イスラエル軍、ガザの支援物資配布拠点付近で発砲したと発表

 6月3日、イスラエル軍は、米国が支援する民間人道支援団体「ガザ人道財団(GHF)」のパレスチナ自治区ガザにある支援物資配布拠点から0.5キロほど離れた場所にいた複数の人物に向けて発砲したと発表した。写真は、ガザ南部カーンユーニスのナセル病院で3日撮影(2025年 ロイター/Hatem Khaled)

[カイロ/エルサレム 3日 ロイター] – パレスチナ自治区ガザ南部の食糧配給所付近で3日、イスラエル軍の銃撃があり、少なくとも27人のパレスチナ人が死亡、数十人が負傷した。地元保健当局が明らかにした。援助活動に支障をきたす死傷事件が3日連続で続いている。

イスラエル軍は、ラファの配給所付近の指定されたアクセスルートを離れ、部隊に向かって前進してきた集団に発砲したと説明。状況を詳しく調べているという。

これとは別に、イスラエル側は数時間前、ガザ北部の戦闘で3人の兵士が死亡したと発表した。

ロイターはこれらの情報を独自に確認できなかった。

国際赤十字委員会の広報担当はロイターに対し、ラファの野戦病院が184人の負傷者を受け入れたが、19人は到着時に死亡が確認され、8人も間もなく死亡したと述べた。

国連人権高等弁務官事務所は3日、ガザ地区の民間人の食糧支援へのアクセスを妨害することは戦争犯罪に該当する可能性があると表明。食糧支援を受けようとする人々への攻撃は「非道」だと非難した。

フォルカー・トゥルク高等弁務官は、死傷事件について迅速かつ公平な調査を強く求め「民間人に対する攻撃は重大な国際法違反であり、戦争犯罪だ」と述べた。

米国が支援する民間人道支援団体「ガザ人道財団(GHF)」は先週、ガザ住民に対する最初の配給所を立ち上げた。

伝統的な援助団体を通さない同財団の援助計画は、人道主義の原則に則っていないとして国連などから批判を浴びている。

この日に食糧を受け取った人々は、群衆がひしめき合う中、物資の受け渡しを監督したり身分証明書を確認したりする人が誰もいなかったという大混乱の光景を語った。

ガザの保健省によると、ラファの食糧配給所付近では1日にも、イスラエル軍の銃撃で31人のパレスチナ人が死亡、169人が負傷した。目撃者によると、食糧を求めて集まった人々にイスラエル軍が発砲した。イスラエルはこれを否定している。 もっと見る 国連のグテレス事務総長は2日、この事件に愕然としていると述べ、独立した調査を求めた。 もっと見る

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A senior correspondent with nearly 25 years’ experience covering the Palestinian-Israeli conflict including several wars and the signing of the first historic peace accord between the two sides.

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