イタリア製造業PMI、5月は49.2にやや低下 安定化の兆しも

 2日発表されたイタリアの5月HCOB製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.2と、前月の49.3からやや低下した。写真はイタリア・ボルツァーノの工場で作業する労働者。1月撮影(2025年 ロイター/Claudia Greco)

[ローマ 2日 ロイター] – 2日発表されたイタリアの5月HCOB製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.2と、前月の49.3からやや低下した。新規受注はなお低迷しているが、生産は小幅ながらも1年超ぶりに改善し、安定化の兆しを見せた。

好不況の分かれ目となる50は14カ月連続で下回った。

生産指数は前月の49.9から50.3に上昇した。

ハンブルク商業銀行のジュニアエコノミスト、ニルス・ミュラー氏は「イタリアの製造業は5月にさらなる安定化の兆しを見せた。4月からはやや落ち込んだものの、基本的には製造業が長い低迷期から慎重に抜け出しつつあることを示唆している」と指摘した。

5月の新規受注指数は14カ月連続で低下したが、落ち込みは過去1年以上で最も緩やかだった。雇用指数も低下したが、前月よりは改善した。

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