６月２日、米電気自動車（ＥＶ）大手テスラのスペインとポルトガルの５月の新車販売台数は前年同月比で減少した。写真は充電中のテスラ車。スペイン・バラカルドで撮影（２０２５年 ロイター/Vincent West）
[マドリード ２日 ロイター] – 米電気自動車（ＥＶ）大手テスラ(TSLA.O), opens new tabのスペインとポルトガルの５月の新車販売台数は前年同月比で減少した。両国の業界団体が２日に発表した登録データで明らかになった。一方、他ブランドのＥＶの販売台数は急増した。
テスラのスペインの販売台数は２９％減の７９４台、ポルトガルは６８％減の２９２台だった。
スペイン自動車工業会（ＡＮＦＡＣ）によると、１─５月のテスラの販売台数は前年同期比１９％減った。これに対し、純ＥＶとハイブリッド車を合わせた電動自動車全体の販売台数は同７２％増加した。
ポルトガル自動車協会（ＡＣＡＰ）によると、１─５月のテスラの販売台数は同３６％減だった。
欧州ではイーロン・マスク最高経営責任者（ＣＥＯ）が極右政党を支持したことなどで消費者の購買意欲が減退し、同社の販売台数は減少を続けている。
スペインでは、中国の比亜迪（ＢＹＤ）、上海汽車傘下のＭＧ、奇瑞汽車のオモダの年初来の販売台数は前年同期比７４５％、８７％、２１３％それぞれ増加した。
私たちの行動規範：トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab