中国の小米科技(シャオミ)は29日、北京で新型電動SUV(スポーツタイプ多目的車)「YU7」(写真)を披露した。中国・北京で29日撮影(2025年 ロイター/Tingshu Wang)
[北京 29日 ロイター] – 中国の小米科技(シャオミ)(1810.HK), opens new tabは29日、北京で新型電動SUV(スポーツタイプ多目的車)「YU7」を披露した。米同業テスラ(TSLA.O), opens new tabに対抗する取り組みを強化する。
YU7は北京のショールーム13カ所で発表。7月に受注を開始する。昨年投入したセダン「SU7」は12月以降、月間販売台数がテスラの「モデル3」を上回っており、シャオミはYU7でも成功を熱望している。
アナリストらは、YU7がテスラの主力車「モデルY」に大きな脅威となり得ると指摘しているが、その発売はシャオミを巡る一連の問題を受け、同社製EVの新規受注が減少している時期に重なった。
中国当局は今年3月末にSU7が運転支援モード作動中に高速道路で起きた死亡衝突事故の調査を行っている。またシャオミは同社の広告が虚偽だとする顧客からの苦情を受け、広告が「十分に明瞭でなかった」と謝罪した。
シャオミは、YU7の価格を7月に発表するとしている。
HSBC前海証券は先週のメモで、YU7の価格は23万─33万元(3万1989─4万5898ドル)、出荷台数は今年が10万台、来年は24万9000台になるとの推計を示した。
モデルYの中国での価格は26万3500元からに設定されている。
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