現代自動車、米国で1%値上げを検討 関税の打撃緩和へ=報道

 韓国自動車大手、現代自動車 はトランプ米大統領の関税の影響を和らげるため、米国で販売する製品全てについて希望小売価格を1%引き上げることを検討している。写真は、同社のロゴ。4月15日、韓国・平澤港で撮影(2025年 ロイター/Kim Hong-Ji)

[29日 ロイター] – 韓国自動車大手、現代自動車 (005380.KS), opens new tabはトランプ米大統領の関税の影響を和らげるため、米国で販売する製品全てについて希望小売価格を1%引き上げることを検討している。ブルームバーグが29日、事情に詳しい関係者の話として報じた。

値上げは早ければ来週にも実施される可能性がある。値上げの対象は新車で、既にディーラーに配置済みの車両は対象外とされる。

同社はまた車両の基本価格の引き上げを避ける一環として、配送料のほか、フロアマットなどのオプション価格を上げる公算が大きいという。

現代自動車広報担当は声明で、6月2日の現行プログラム終了後の価格改定について最終決定は下されていないとし、「今後も柔軟な価格政策と的を絞ったインセンティブプログラムにより、需給や規制の変化に適応し、常に顧客に付加価値を提供する方法を模索していく」と説明した。

同社は既に、SUV(スポーツタイプ多目的車)「ツーソン」の生産を一部メキシコから米国に移管するとともに、自動車関税による影響緩和を目的にした対策本部を立ち上げるなどの措置を講じている。

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