共有

2025年5月29日 16:29

【速報】背後から“跳び蹴り”しカバンを盗んだ男 起訴内容認める「間違いなくおっしゃった通りです」捜査段階では一貫して黙秘

“跳び蹴り”の瞬間(防犯カメラの映像 視聴者提供)

 大阪府高槻市で3月、男性に背後から“跳び蹴り”して大ケガをさせ、カバンを盗んだ罪に問われている男の裁判が29日に始まり、男は「間違いなくおっしゃった通りです」と起訴内容を認めました。

 起訴状などによりますと、住居不定・無職の長屋和磨被告(28)は今年3月、高槻市の歩道で、男性(56)の背中を蹴って頭や腰の骨を折るなどの重傷を負わせたうえ、カバン(時価総額約1360円)を盗んだ罪に問われています。

 現場付近の防犯カメラの映像には、長屋被告が、歩道上で下を向いていた男性に対し、背後から走ってきて突然“跳び蹴り”し、男性は転倒。長屋被告は、一度はその場から立ち去ったものの、約1分40秒後に再び現れ、男性のカバンを盗んで逃げていく様子を捉えていました。

 長屋被告は男性と面識はなかったということですが、転倒した男性に「大丈夫か」と声をかけたということです。

 カバンは事件当日に現場近くのマンションの敷地内で見つかりましたが、中にあった財布などは入っていなかったということです。

 長屋被告は事件から4日後、親族とともに警察に出頭し、強盗傷害の疑いで逮捕されましたが、大阪地検が罪名を傷害と窃盗に切り替えて起訴していました。

 29日に大阪地裁で開かれた初公判で、長屋被告は、「間違いなくおっしゃった通りです」と起訴内容を認めました。

 一方、検察側は、長屋被告が捜査段階では一貫して黙秘していたことを明らかにした上で、「被害者は『謝罪なしでは更生できないと思うので、刑務所に入ってほしい』と訴えている」などと指摘しました。

最終更新日:2025年5月29日 18:20

関連ニュース

Write A Comment