欧州再軍備の動きに呼応し、欧州防衛産業に特化した上場投資信託(ETF)の組成が増えており、足元では世界最大の資産運用会社、米ブラックロックとフランスの金融大手BNPパリバが相次いでこうしたETFを上場した。写真は、演習に参加するオランダ軍の兵士ら。2022年11月、オランダのドラハテンで撮影(2025年 ロイター/Piroschka van de Wouw)
[ロンドン 28日 ロイター] – 欧州再軍備の動きに呼応し、欧州防衛産業に特化した上場投資信託(ETF)の組成が増えており、足元では世界最大の資産運用会社、米ブラックロック(BLK.N), opens new tabとフランスの金融大手BNPパリバ(BNPP.PA), opens new tabが相次いでこうしたETFを上場した。同種のファンド新設は過去7カ月間で少なくとも9本に達した。
地政学的緊張の高まりに加え、トランプ米大統領が欧州諸国に防衛を米国に頼らないよう警告したことを背景に、欧州諸国は再軍備の動きを強めている。防衛株は今年に入って急上昇し、資産運用会社が相次いで投資商品を提供している。
企業の発表やモーニングスター・ダイレクトのデータによると、資産運用会社は世界で50本以上の防衛産業ETFを提供しているが、欧州に絞った防衛産業ETFが増えたのは最近の傾向だ。
モーニングスターによると、今年に入って防衛産業ETFへの投資は世界で84億ドル増え、うち27億ドルは新たな欧州防衛産業ETFに流入した。
ブラックロックとBNPパリバはいずれも、需要増加に対応して欧州防衛産業ETFを導入したと説明した。ブラックロックの新ETFは28日にアムステルダムとフランクフルトに上場。BNPパリバは27日、新ETFをパリに上場済みで、近くドイツ、イタリア、スイスでも上場すると発表した。
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