ブラジル消費者物価、3カ月連続で伸び鈍化 5月中旬

 5月27日、ブラジル地理統計院(IBGE)が発表した5月中旬までの1カ月間の消費者物価指数(IPCA─15)は前月比0.36%上昇と、前月の0.43%上昇から予想以上に鈍化した。写真は2024年11月、サンパウロのスーパーマーケットで撮影(2025年 ロイター/Amanda Perobelli)

[サンパウロ 27日 ロイター] – ブラジル地理統計院(IBGE)が27日発表した5月中旬までの1カ月間の消費者物価指数(IPCA─15)は前月比0.36%上昇と、前月の0.43%上昇から予想以上に鈍化した。

ロイターがまとめた市場予想は0.44%上昇だった。インフレ率の鈍化は3カ月連続。同国の政策金利は約20年ぶりの高水準にある。

内訳では食品・飲料価格が1.14%上昇から0.39%上昇に鈍化した。調査対象の9つの製品・サービス部門のうち7部門で価格が上昇した。

前年同月比では5.40%上昇。ロイターがまとめた市場予想の5.49%を下回った。ただ、インフレ目標の3%(許容幅1.50─4.50%)を依然として大幅に上回っている。

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