トランプ政権、ハーバード大との残り全ての政府契約打ち切りか

トランプ米政権は、ハーバード大学と連邦政府の残り全ての契約を打ち切ることを計画している。写真は23日、オールストンキャンパスで撮影(2025年 ロイター/Faith Ninivaggi)

[ワシントン/ニューヨーク 27日 ロイター] – トランプ米政権は、ハーバード大学と連邦政府の残り全ての契約を打ち切ることを計画している。政権が27日に各省庁に送付予定の書簡をロイターが確認した。

ある当局者によると、打ち切りの対象となる残りの契約は約1億ドル規模に上る。

米一般調達局(GSA)は書簡で、入学選考における人種差別や差別的な雇用慣行の疑い、ユダヤ系学生を嫌がらせから保護していないことなどへの懸念を指摘し、全ての連邦政府機関に対し、ハーバード大との契約を見直し、場合によっては打ち切りもしくは再配分するよう指示している。

政権はこれまでにハーバード大への助成金凍結や留学生受け入れ資格剥奪などに踏み切っており、対立はさらに深まる様相を呈している。

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