フランスのインフレ率は5月に欧州中央銀行(ECB)の目標である2%をさらに下回り、4年半ぶりの低水準となった。追加利下げを求める声が強まる可能性が高い。

  5月の仏消費者物価指数(CPI、欧州連合=EU=基準)は前年同月比0.6%上昇と、2020年12月以来の低い伸びとなった。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想は0.9%上昇で、4月と同じ伸びになると見込まれていた。

  ECB政策委員会メンバーのビルロワドガロー・フランス銀行(中銀)総裁は27日、「ディスインフレが進行中であることを示す非常に心強い新たな兆候だ」とパリでの講演で最新の仏インフレ統計に言及。

  「金融政策の正常化は確かにまだ完了しておらず、来週の政策委会合でこの点が確認される可能性もある」と述べた。

  ECB政策委は6月上旬に開く会合で、今回の利下げサイクルで8回目となる利下げを決め、中銀預金金利を2%に引き下げると見込まれている。

原題:French Inflation Eases to Lowest Rate Since 2020 on Energy (1) (抜粋)

 

(仏中銀総裁の発言を追加して更新します)

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