岩手、宮城、福島の3つの県の消防学校に通う新人職員が集う体育大会が、27日、岩手県紫波町で開かれています。
岩手、宮城、福島の消防学校の合同体育大会は、スポーツを通して体力や精神力、それにチームワークの向上を図ろうと、新人職員が参加して毎年開かれています。
ことしは6年ぶりに岩手で開かれ、27日は、紫波町の紫波運動公園に250人あまりが集まりました。
開会式では、岩手県消防学校の代表の金野豪さんが「大船渡市の山林火災では、全国から緊急消防援助隊が集まり、懸命に活動していただいた。大規模災害の対応で重要な団結力を競い合い、最後まで全力で戦うことを誓います」と力強く選手宣誓しました。
大会では、球技やリレーなどチームワークが必要な4つの種目が行われます。
参加者は、メガホンを使って応援したりお互いに声を掛け合ったりしながら、ソフトボールやバレーボールに打ち込んでいました。
選手宣誓をした金野さんは、「消防職員として1回しか参加できない大会が、地元で開催されてうれしい。万が一の大規模災害のときは他県の消防士と声を掛け合って対応にあたるので、この大会を通して団結力を高めたい」と話していました。
WACOCA: People, Life, Style.