オーストラリア北部準州ダーウィン市のダーウィン港入口(2023年8月28日撮影)。(c)DAVID GRAY/AFP
【AFP=時事】中国の肖千・駐オーストラリア大使は、戦略的に重要なオーストラリアの港を運営する中国企業を阻止しようとするオーストラリアの動きについて「倫理的に疑問がある」と非難した。
中国企業「嵐橋集団(ランドブリッジ)」は2015年にダーウィンの北部港について99年間のリースを許可されたが、この決定は広く批判され、主要なインフラ売却の厳格な監視につながった。
アンソニー・アルバニージー首相は先月、港は「オーストラリアの手にあるべきだ」と述べ、「戦略的資産」の管理を買い戻すと誓った。
これに対し、先週末に中国大使館のウェブサイトに掲載された情報によると、肖大使は、嵐橋との契約を守るようオーストラリア側に要請。「このような企業とプロジェクトは奨励されるべきであり、罰せられるべきではない」と述べた。
【翻訳編集】AFPBB News
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