EU大統領がブラジル訪問へ、連携と投資関係強化目指す

 欧州連合(EU)のコスタ欧州理事会議長(大統領、写真)は、27─29日にブラジルを訪問し、EUとブラジルのパートナーシップと投資関係を強化する。ロンドンで19日代表撮影(2025年 ロイター)

[ブリュッセル 23日 ロイター] – 欧州連合(EU)のコスタ欧州理事会議長(大統領)は、27─29日にブラジルを訪問し、EUとブラジルのパートナーシップと投資関係を強化する。

欧州理事会は23日、コスタ氏がブラジルのルラ大統領と会談するほか、EU・ブラジル投資フォーラムで演説すると発表した。

EUはブラジルにとって第2位の貿易相手国で、3000億ユーロ(3407億ドル)を超える直接投資残高を有する最大の外国投資国。

コスタ氏は声明で「EUにとってブラジルは単なる親しい友人ではなく、戦略的パートナーであり、民主主義、多国間主義の推進、より公正で持続可能な世界の構築において世界的なプレーヤーかつ重要な同盟国」と指摘。

「こうした価値観が世界的に脅かされている時期に、ブラジルやEUのような国々が団結してそれを堅持することは従来以上に重要になっている」と述べた。

EUは、南米の関税同盟メルコスル(南部共同市場)との間で、遅れている貿易協定の批准を目指している。協定は主に農業問題が対象。

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