英国のチャールズ国王とカミラ王妃。イタリア・ローマで(2025年4月8日撮影)。(c)Filippo MONTEFORTE/AFP
【AFP=時事】開会するために首都オタワ入りする。今回の短い訪問は、カナダ併合をちらつかせる発言をしているドナルド・トランプ米大統領をけん制する狙いがあるとみられている。
チャールズ国王はカナダのマーク・カーニー首相の招待を受け、通常は英君主の代理であるカナダ総督が行っている施政方針演説を行う。
国王の亡き母エリザベス女王は、長い治世の間に1957年と77年の2回だけ、カナダで施政方針演説を行った。
チャールズ国王は戴冠後初めてカナダを訪れるが、トランプ氏が繰り返している「カナダを米国の51番目の州にする」という発言についてはコメントしていない。
カナダの王室評論家エドワード・ワン氏はAFPに対し、「わが国の主権が脅かされているこの時期に、国家元首が新議会最初の会期を開会することは、強いメッセージの発信となる」「全世界が注目している」と語った。
【翻訳編集】AFPBB News
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