中国、インドネシアと協力の用意 リスクや課題対応で=李首相

 5月25日、インドネシアを訪問中の中国の李強首相(写真)は、インドネシアとの協力を強化し、政治的相互信頼と戦略的協調をより高いレベルに引き上げ、リスクと課題に共同で対処する用意があると表明した。2024年10月、ラオスのビエンチャンで撮影(2025年 ロイター/Athit Perawongmetha)

[北京 25日 ロイター] – インドネシアを訪問中の中国の李強首相は25日、インドネシアとの協力を強化し、政治的相互信頼と戦略的協調をより高いレベルに引き上げ、リスクと課題に共同で対処する用意があると表明した。

中国国営の新華社が伝えた。

李氏はジャカルタで行われたインドネシアのプラボウォ大統領との会談で、両国は金融、新エネルギー、デジタル経済、人工知能(AI)、航空宇宙、海洋分野などで協力を模索するべきだと述べた。

中国は米国との貿易戦争が続く中、インドネシアなどの国々との関与を強め、世界的な連合を構築しようとしている。

中国と米国は今月、90日間の追加関税引き下げで合意。一方、中国が最大の貿易相手国であるインドネシアは、関税引き下げに向け米国に譲歩案を提示している。

新華社によると、プラボウォ氏と李氏は会談後、経済発展政策、産業・サプライチェーン、金融協力などの分野に関する一連の協力協定の調印に立ち会った。

李氏は24日から3日間の日程でインドネシアを訪問中で、その後は東南アジア諸国連合(ASEAN)・湾岸協力会議(GCC)・中国の首脳会議に出席するためマレーシアに向かう予定。

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