第78回カンヌ国際映画祭の授賞式が24日夜、フランスのカンヌで開かれ、中国のビー・ガン(畢贛)監督(写真中央)の「狂野時代(Resurrection)」に特別賞が贈られた。

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中国メディアの極目新聞によると、第78回カンヌ国際映画祭の授賞式が24日夜(日本時間25日未明)、フランスのカンヌで開かれ、中国のビー・ガン(畢贛)監督の「狂野時代(Resurrection)」に特別賞が贈られた。

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カンヌのメインコンペティションで中国語映画監督が受賞するのは2015年に「黒衣の刺客(原題:聶隠娘)」で監督賞に輝いたホウ・シャオシェン(侯孝賢)氏以来、10年ぶり。

「狂野時代(Resurrection)」

今年36歳になるビー・ガン氏は、高校時代に映画製作を志し、大学時代に短編映画「南方」で校内賞に輝いた。15年に長編デビュー映画「凱里ブルース(原題:路辺野餐)」でその名を世にとどろかせ、18年の「ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ(原題:地球最後的夜晩)」が第71回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門に出品された。大学卒業後には、映画製作資金がなかったことからブライダル会社を立ち上げたが倒産。その後、発破の資格を取得して発破会社に就職するつもりだったが、大学時代の恩師や家族、友人らの支援により映画監督の道を進むことができたという。(翻訳・編集/柳川)

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