前節の結果、19位に順位を下げた秋田。今節はアウェイで14位の熊本と対戦します。
https://www.jleague.jp/match/j2/2025/052515/preview/
秋田の吉田監督と熊本の大木監督はいくつかの共通点があると思っています。いずれも就任6年目であること。ボール保持へのこだわりでは真逆なサッカーを志向していますが、それを徹底して貫いているのも共通点でしょう。そして両監督のチームに所属する選手たちを見ていけば、その根幹には走力・球際・切り替えがあると感じます。
熊本の選手もボールを前進させるために、いい位置取りをするために、ボールを奪われても奪い返すためによく走り、競り合い、攻守を切り替えます。秋田が大切にしている3つのポイントで完全にやられたのが昨季のアウェイ熊本戦(3●1)でした。セカンドボールを相手に拾われて連続攻撃を浴び、サイドチェンジと裏へのボールで揺さぶられて主導権を奪われ、相手に気持ちよくシュートを打たれて失点を重ねました。小野原和哉のアシストを吉田伊吹(現ガイナーレ鳥取)が決めて一矢報いたものの、昨季では突出して厳しい内容の一戦でした。
今節も自分たちがやるべきことを徹底する指揮官の激突であり、試合のポイントは大きく変わらないでしょう。そのポイントとはセカンドボール。熊本がやりたい形を出させず、秋田がやりたい形を何度でも何度でも出していくために、相手陣地に前進して攻撃回数を増やして位くために、セカンドバトルで勝ち続ける必要があります。
ここ最近はいい入りができている。前節は6試合ぶりの先制点を取った。あっけない、もったいない失点も減っている。若手の新戦力の台頭もある。一つひとつのポジティブな要因をつなぎあわせて勝ち筋を見出してほしいです。
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