高野愛梨記者:「イチョウ並木の近くが観客の出入り口になっています。あちらのテントの中で検温や手荷物検査などが行われるはずでした。無観客の開催が発表されてまだ2日しか経っていないため会場は観客を受け入れる体制のままとなっています。」

東京オリンピックの全競技に先駆け、7月21日にはソフトボール競技、28日には野球競技の会場になっている福島あづま球場。

会場周辺を散歩中の女性:「規制がかかってるから、あ~間近なんだなっていうこととかは肌で感じる。」

大会関係者が出入りしていたが…新型コロナウイルスの感染状況が悪化していることなどから、10日一転して無観客での開催が決まった。

郡山市の松本寛之さん。28日に行われる野球競技の観戦チケットを持っていて、再抽選で当選していた。

郡山市・松本寛之さん:「もう観戦できないって思っていたので当選っていう結果を見て本当に舞い上がってしまって、交通手段どうしようとか、仕事の休みをどうやって取ろうとか、色々考えていたところでした。」

しかし、その「吉報」を受け取ったわずか半日後には「無効チケット」に。

郡山市・松本寛之さん:「子どもたちが今回野球を生で観戦して、それを見て野球を始めたいとか、他のスポーツを始めたいという気持ちになってくれればなと思っていたので、子どもたちのことを考えるとすごく残念な結果でした。ちょっと今まだ心の整理はついてはいないんですが、テレビで観戦して日本の野球チームを応援したいなと」

「復興五輪」の開催を心待ちにしていた県民に内堀知事は…。

内堀知事:「有観客から無観客になったことにより多大な影響を及ぼしていると思っております。そういった方々全てに対して本当に申し訳ない思いを持っておりますし、より安全安心な競技、オリンピックという大会を成立させるために今回の無観客という判断はやむを得なかったと考えてるところであります。」

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