
4月1日、中国軍は、台湾周辺で陸海軍とロケット部隊の合同演習を実施していると発表した。写真は、中国と台湾の国旗と、兵士のシルエット。2023年4月、ボスニア・ヘルツェゴビナのゼニカ市で撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
[台北 27日 ロイター] – 台湾国防部(国防省)は27日、前日に台湾周辺で中国軍の活動が急増したと明らかにした。ただ、当局者は台湾南西沖に設定された演習区域で実弾訓練は確認されなかったと明らかにした。
台湾は26日、中国軍が「射撃訓練」と称して高雄と屏東の沖合約40カイリの海域に演習区域を事前通告なく設定したとし、明らかな国際慣例違反だと批判していた。 もっと見る
国防部は27日、過去24時間に台湾周辺で中国軍機45機と海軍艦艇14隻の活動を確認したと発表。このうち艦艇7隻は中国が設定した演習区域で確認したという。
台湾高官2人はロイターに対し、演習区域で実弾射撃は検知されず、さらなる軍事的緊張の高まりは起きていないと述べた。
その上で、今回の動きは中国が南シナ海やオーストラリア沖で最近、十分な事前通告を行わずに演習を実施した事例と似ていると指摘。
高官の1人は、事前通告なしに演習を行おうとするのは「極めて異例」とし、「同盟国が意見交換している」と語った。
台湾外交部(外務省)は声明で、中国は地域における「最大のトラブルメーカー」だとし、「台湾海峡と地域の安全保障に引き続き注意を払い、中国の度重なる一方的な行動を共同で非難するよう国際社会に求める」と表明した。
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Yimou Lee is a Senior Correspondent for Reuters covering everything from Taiwan, including sensitive Taiwan-China relations, China’s military aggression and Taiwan’s key role as a global semiconductor powerhouse. A three-time SOPA award winner, his reporting from Hong Kong, China, Myanmar and Taiwan over the past decade includes Myanmar’s crackdown on Rohingya Muslims, Hong Kong protests and Taiwan’s battle against China’s multifront campaigns to absorb the island.

Ben joined Reuters as a company news reporter in Shanghai in 2003 before moving to Beijing in 2005 to cover Chinese politics and diplomacy. In 2019 Ben was appointed the Taiwan bureau chief covering everything from elections and entertainment to semiconductors.
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