公開日時 2025年05月23日 05:00
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太宰府天満宮の参道を行き交う訪日外国人観光客ら=21日午後、福岡県太宰府市
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琉球新報朝刊
4月に日本を訪れた外国人客が推計390万8900人となり、月間として過去最多を更新した。訪日客の伸びを支えているのが、中国からの旅行者だ。1~4月の累計は313万人で、コロナ禍前の2019年の289万人を上回った。ただ観光スタイルは以前と変わりつつある。
コロナ収束後、中国からの訪日客は当初、戻りが鈍かったが、中国政府が日本への団体旅行を解禁した23年は242万人、24年は698万人に回復。25年に入っても前年同月比で1月が135・7%増、2月57・3%増、3月46・2%増、4月43・4%増とさらに伸ばしている。
以前は大人数での団体ツアー旅行が主流で「爆買い」と呼ばれた旺盛な消費が注目されたが、政府観光局によると、今は日本の食や文化、景色を楽しむ体験型を目的にした人が多いという。
かつて日本を訪れた30~40歳代が、団体ツアーではなく子どもと一緒の家族旅行を選択するようになったことなどが背景にある。政府観光局は昨秋、中国で人気の交流サイト(SNS)にアカウントを開設。若者向けの情報発信に加え、中国の流行など情報収集にも力を入れる。
中国とは別に集計されている香港は、1月が前年同月比30・8%増の24万人だったのに対し、2月は5・0%減、3月は9・9%減だった。
7月に日本で大災害が起きると「予言」した漫画が特に香港でSNSを通じて話題になり、旅行を控える人が増えた可能性が指摘されていた。
ただ4月は42・9%の大幅増。観光庁の秡川直也長官は21日の記者会見で「根拠がないこと。影響は現時点ではないのではないか」と述べた。

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