
インド準備銀行(中央銀行)は5月21日に発表した月報で、インド経済は世界的に不確実性な情勢の中、強靭(きょうじん)性を維持しているとし、先行きを「慎重ながら楽観」していると述べた。写真は中銀のロゴ。2023年4月撮影(2025年 ロイター/Francis Mascarenhas)
[ムンバイ 22日 ロイター] – インド準備銀行(中央銀行)は21日に発表した月報で、インド経済は世界的に不確実性な情勢の中、強靭(きょうじん)性を維持しているとし、先行きを「慎重ながら楽観」していると述べた。
インド政府は、トランプ米政権の相互関税を巡り交渉している。
月報は
「政策を巡る情勢が変化し、脆弱性が長引く中、世界経済の見通しは依然として不透明」と指摘した上で、「インドは、現下の世界的な逆風を自信をもって乗り切れる状態にあり、新たな機会を活用し、世界成長の重要なけん引役としての役割を強化する準備が整っている」と述べた。
中銀は4月、主要政策金利を2会合連続で引き下げた上で、金融政策スタンスを「中立」から「緩和的」に変更し、追加利下げの可能性を示唆した。
月報は、インフレ圧力が大幅に緩和し、2025年から26年にかけて目標達成に向けて持続的に調整されるとの認識を示した。
「政策の不確実性が強まる中、世界経済に対する供給側の圧力に緩和の兆しが見られる」と指摘した。
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