県内は21日、高気圧に覆われた影響で各地で気温が上がり、山形市では最高気温が32度と、ことし初めての真夏日となるなど県内14の観測地点で最高気温がことし最も高くなりました。
山形地方気象台によりますと、県内は21日、高気圧にゆるやかに覆われた影響で、午前中から各地で気温が上がりました。
午後5時までの最高気温は、山形市で32度、大江町で31.2度、村山市で31.1度などと県内22の観測地点のうち、7か所で気温が30度を超える真夏日となりました。
また、14か所で最高気温がことしに入って最も高くなり、山形市と長井市、大江町では、最も暑い時期を上回る暑さとなりました。
22日は、前線が東北地方を通過するため、県内は曇りや雨となり、日中の予想最高気温は山形市と米沢市で24度、新庄市で21度、酒田市で20度となる見込みです。
【ことし初の真夏日に「暑くてびっくり」 】
山形市でことし初めての真夏日となった21日、JR山形駅前では、日傘をさしたり、うちわを使ったりして、暑さをしのぐ人の姿が見られました。
名古屋市から山形市に帰省した男性は、「昔と比べたら山形も暑くなっている。きのうは上着を着ていたが、きょうはかばんにしまっている」と話していました。
また、埼玉県から観光で訪れた70代の夫婦は、「山形はもっと涼しいと思っていたので、こんなに暑くてびっくりした」と話していした。
山形市に住む30代の女性は、「暑くて大変です。7月8月はもっと暑くなるし、電気代も高くなっているのでいまは冷房を使うのを我慢している。子どもたちを外で遊ばせるのは暑い時間帯を避けるようにしたい」と話していました。
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