掲載日

2025年5月21日

消費者の信頼感が2023年11月以来の低水準となったため、英国の買い物客は先月、オンラインでお得な商品を探し、より安価な代替品を求めていました。

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これは、4月の英国におけるオンライン販売を分析したアドビ・アナリティクスの最新レポートによるものです。

広範なセンチメントはさておき、主要な数字としては、英国のオンライン支出は先月83億ポンドに達し、前年の81億ポンドから2.5%増加しました。これにより、年初来のオンライン総支出は344億ポンドに達し、前年と比べても同じく2.5%の増加となりました。

しかし、オンライン価格は3.5%下がりました。前述の通り、買い物客は価値を優先し、購入する商品のもっとも安価なバージョンを選んだからです。実際には、最も高価な商品の販売シェアは平均して前月比3.7%減少し、2024年4月と比較すると10.4%減少しました。

興味深いことに、2025年4月の消費傾向は、以前の年に見られた、3月から4月にかけて最も高価な商品の売上高シェアが通常3%から5%増加するというパターンとは逆に進みました。

この月の上位カテゴリーには、屋外用家具(前月比79%増)、バーベキュー用品(66%増)、日焼け止め(25%増)などが含まれます。3月のどんよりとした肌寒さから4月の晴天への変化を考えれば、これらの数字は驚くべきものではありません。

スポーツウェアも3月に比べ16%増加し、好調でした。おそらく、日差しが消費者にフィットネスを推奨しただけでなく、スポーツウェアを日常着としても、またトレーニングやスポーツへの参加のためだけでなく購入することで、一般的なワードローブへの投資も促したのでしょう。

また、Adobeによると、4月の注文の9.1%で迅速配送が選択されており、3月の8%から増加しています。また、イースター・サンデー前の5日間では、消費者は5件に1件(18.2%)の注文で迅速な配送を選択し、2024年の同時期(9.4%)に比べて数字がほぼ倍増しました。

アドビはまた、英国の買い物客が4月にBuy Now Pay Laterサービスを通じて12.8億ポンドを消費し、月間総支出の15.4%を占めていると発表しましたが、2025年4月のBNPL利用は前年に比べて1.7%減少しました。

買い物客のAI利用も増加しました。AIソースからの小売サイトへの紹介件数は、3月と比較して13%増加しており、2024年8月以降の成長率は630%に達しています。

アドビが2月に委託した英国の消費者2,000人を対象とした調査によると、3分の1以上(35%)がオンラインショッピングの際にAIアシスタントを利用しており、その用途はリサーチ(46%)、商品おすすめの調達(44%)、ショッピングリストの作成(38%)、ギフトのインスピレーション(37%)、商品の最安値の検索(29%)でした。

この調査はもとより、報告書の他の数字はどの程度信頼できるのでしょうか? アドビは、英国の消費者による何十億もの小売サイトへの訪問から実際のオンライン取引をモニターし、18の製品カテゴリーにわたる1億のSKUのオンライン価格を追跡しているため、これらの数字はかなり信頼できるものと考えられます。

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