メキシコのエブラルド経済相は20日、メキシコで組み立てて米国に輸出される自動車の関税率は平均で25%ではなく15%になると述べた。写真は米政権の自動車関税発表を受け記者会見するエブラルド氏。メキシコ市で4月撮影(2025年 ロイター/Henry Romero)
[メキシコ市 20日 ロイター] – メキシコのエブラルド経済相は20日、メキシコで組み立てて米国に輸出される自動車の関税率は平均で25%ではなく15%になると述べた。メキシコ製品に対する関税軽減措置によるという。
同氏は「米国に輸出している他の国と比べて非常に大きな利点だ」とイベントで語った。
経済省報道官は、軽減措置は米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)に準拠した輸出に適用されると述べた。
トランプ米政権は3月26日、全ての輸入車に対し事実上25%の関税を課すと発表。関税は4月初めに発効した。
エブラルド氏はイベントで記者団に対し、米国とUSMCAを結んでいるメキシコとカナダの自動車メーカーは関税を軽減する措置を申請できると指摘した。
輸入業者は各車両で使われている米国製部品の割合を証明することで関税を軽減できる。
米商務省が認めれば、25%の関税は車両全体の価値ではなく、非米国製部分にのみ適用される。
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