ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.05.21 07:25

メキシコの首都メキシコシティの都心の真ん中で20日(現地時間)、市長の最側近2人が不審者に撃たれて死亡する事故が発生した。メキシコ公安庁とメキシコシティ市長のソーシャルメディアXによると、同日午前、メキシコシティのトラルパン大通りとレフォルマ通りの間で、バイクに乗った男が停車中の乗用車に向かって10発前後の銃を撃って逃走した。

このため、車の中にいたメキシコシティのクララ・ブルガダ市長の私設秘書ヒメナ・グスマン氏と顧問のホセ・ムニョス氏が現場で死亡した。

事故現場は大統領宮から5キロほど離れていたが、大統領宮ではクラウディア・シェインバウム大統領が定例記者会見を行っていた。

会見に同席したオマル・ガルシア・ハルフチ公安庁長官は会見の途中、席を外して3~4分間通話した後、直ちに大統領に状況を報告した。この様子は大統領室のユーチューブを通じて生中継された。

シェインバウム大統領は「容認できない暴力行為を犯した人を必ず捜し出して処罰する」と述べた。

与党所属のメキシコシティのクララ・ブルガダ市長はXに「非常に悲しい」と遺族にお見舞いの意を伝えた。メキシコシティ市長は、大統領の次に政界で影響力を持つ選出職公職者とされる。

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