EU、新たな対ロシア制裁準備 欧州委員長「停戦に向け圧力強化」

欧州委員会のフォンデアライエン委員長は20日、ウクライナ侵攻を続けるロシアに一段の圧力をかけるため、欧州諸国は一段と強力な措置を盛り込んだ新たな制裁を準備していると明らかにした。9日撮影(2025年 ロイター/Piroschka van de Wouw)

[ブリュッセル/ロンドン 20日 ロイター] – 欧州連合(EU)と英国は20日、米国の参加を待たずに、ロシアに対する新たな制裁措置を発表した。ロシアが西欧諸国の制裁回避に使用する「影の船団(シャドーフリート)」に属するとみられる石油タンカーのほか、制裁回避の支援が疑われる金融企業などを標的とする。

欧州はトランプ米政権に対ロシア制裁に参加するよう強く働きかけていたが、

EUと英国は

米国による
措置の発表を待たずに
今回の制裁を発表。ブリュッセルで開かれたEU外相会合に出席したドイツのワーデフール外相は、「われわれはロシアに対し、前提条件なしの即時停戦を期待していると繰り返し明確に示してきた」とし、ロシアが停戦を受け入れないため、対応せざるを得ないと言及。米国もロシアが停戦に応じていないことを「容認しないよう期待している」と述べた。

ウクライナのゼレンスキー大統領は「制裁措置は重要だ。戦争の加害者に(痛みを)実感させるよう尽力する全ての人に感謝する」と対話アプリ「テレグラム」に投稿した。

EUの執行機関である欧州委員会のフォンデアライエン委員長は制裁措置発表後にゼレンスキー大統領と電話会談を実施。侵攻を続けるロシアに一段の圧力をかけるため、欧州諸国は一段と強力な措置を盛り込んださらに新たな制裁を準備していると明らかにした。

米国のトランプ大統領は19日にロシアのプーチン大統領と電話会談を実施。プーチン氏からウクライナ停戦の確約を引き出すことはできなかった。

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