「チューズ・フランス」、今年は200億ユーロの投資確保へ=大統領

 5月19日、フランスのマクロン大統領(写真)は、対フランス投資誘致を目的にした会合「チューズ・フランス(Choose France)」で今年は200億ユーロ(224億7000万ドル)相当の新規投資が確約されるとの見通しを示し、防衛やエネルギー、人工知能(AI)などの分野でプロジェクトを公表した。写真は同日、ベルサイユ宮殿で代表撮影(2025年 ロイター)

[パリ 19日 ロイター] – フランスのマクロン大統領は19日、対フランス投資誘致を目的にした会合「チューズ・フランス(Choose France)」で今年は200億ユーロ(224億7000万ドル)相当の新規投資が確約されるとの見通しを示し、防衛やエネルギー、人工知能(AI)などの分野でプロジェクトを公表した。

マクロン氏はパリ近郊のベルサイユ宮殿で開かれた会合で経営トップや起業家を前に、「AI、通信、グリーン水素、循環型経済といったさまざまな分野に多大な投資がなされた。今回の会合は非常に多面的で投資額が200億ユーロに達したほか、(フランスで)2月に開催された『AIアクションサミット』に続いてAI分野に200億ユーロが投資された」と述べた。

また「われわれはAI、グリーンテクノロジー、防衛、安全保障にもっと投資しなければならない。というのも今は競争の真っ只中だからだ」と一層の投資を呼びかけた。

今回の会合に先立って、米物流大手プロロジス(PLD.N), opens new tabは64億ユーロを投じてパリ近郊にデータセンターを4カ所設ける計画を公表。英有力フィンテックのレボリュートはフランスに向こう3年間で10億ユーロを投資し、フランスで銀行免許を申請すると発表した。

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