5月19日、米民主党のウォーレン上院議員はブラジル食肉大手JBSに質問状を送付し、トランプ大統領就任式実行委員会に対する500万ドルの寄付と、同社のニューヨーク株式市場への上場承認の関連性について説明を求めた。写真はJBSの看板。2017年6月、ブラジルのジュンディアイで撮影(2025年 ロイター/Paulo Whitaker)
[ワシントン 19日 ロイター] – 米民主党のウォーレン上院議員は19日、ブラジル食肉大手JBS(JBSS3.SA), opens new tabに質問状を送付し、トランプ大統領就任式実行委員会に対する500万ドルの寄付と、同社のニューヨーク株式市場への上場承認の関連性について説明を求めた。
JBSは今年4月、長年申請していたニューヨーク証券取引所への上場を米証券取引委員会(SEC)から承認された。同社は既にブラジルで上場しており、重複上場となる。その直前の1月、JBSはトランプ大統領就任式で最高額を寄付していた。
ウォーレン氏は質問状で、同社や傘下の米食肉加工大手ピルグリムズ・プライドが寄付や上場承認に関し、トランプ氏やその関係者と連絡を取ったかどうか尋ねた。
ウォーレン氏は、司法省が支払い方法や反トラスト法(独占禁止法)違反の疑いなど2件の民事事件で、ピルグリムズの農家を捜査していると言及。
「多額の寄付や政府との直接的利害関係、JBSの利益となっているトランプ政権の一連の対応で、見返り協定があったという重大な懸念が生じている」と指摘した。
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