イスラエルの国際イベント排除要請、スペイン首相 ガザ戦闘受け

5月19日、 スペインのサンチェス首相(写真)は、パレスチナ自治区ガザでのイスラエルの軍事作戦を理由に、同国を欧州最大の国別対抗音楽祭「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」などの国際文化イベントから排除するよう求めた。バグダッドで17日代表撮影(2025年 ロイター)

[マドリード 19日 ロイター] – スペインのサンチェス首相は19日、パレスチナ自治区ガザでのイスラエルの軍事作戦を理由に、同国を欧州最大の国別対抗音楽祭「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」などの国際文化イベントから排除するよう求めた。

ロシアも、ウクライナ侵攻を理由に同様の排除措置を受けている。

パレスチナの入植地におけるイスラエルの政策を長年批判してきたサンチェス氏はマドリードで行われた会議で「文化においても二重基準を許すことはできない」と言明。

「3年前、ロシアのウクライナ侵攻後に同国が国際大会からの撤退やユーロビジョンなどへの不参加を求められた際、誰も衝撃を受けなかったと思う。したがって、イスラエルも参加すべきではない」と述べた。

イスラエル外務省は、サンチェス氏の発言を巡りロイターのコメント要請に応じていない。

サンチェス氏は芸術家らに対し、民主主義や平和など脅かされている価値観のために立ち上がるよう呼びかけ、「当たり障りのない、沈黙した、中立的な立場を取る文化部門」を擁護する人々を批判した。

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