ポーランド大統領選、中道与党候補が僅差で首位 6月決選投票へ

 5月18日、ポーランドで大統領選が実施された。出口調査ではトゥスク首相の中道与党「市民プラットフォーム」のチャスコフスキ・ワルシャワ市長(写真)が僅差で首位となった。写真は同日、南東部サンドミエシュで撮影(2025年 ロイター/Kacper Pempel)

[ワルシャワ 19日 ロイター] – ポーランドで18日実施された大統領選は過半数を獲得した候補がいなかったため、6月1日に決選投票が行われることになった。トゥスク首相の中道与党「市民プラットフォーム」のチャスコフスキ・ワルシャワ市長と、愛国主義的な右派野党「法と正義(PiS)」が推すナブロツキ氏の間で争われる。

選挙管理委員会(PKW)が19日朝に発表した開票結果によると、チャスコフスキ氏の得票率は31.36%、ナブロツキ氏は29.54%だった。

チャスコフスキ氏の得票は事前の予想ほど伸びなかった。決選投票では同国の親欧州路線が主な争点となり、接戦となることが予想される。

今回の投票では極右候補2人への支持も合わせて21%超と、歴史的に見て高水準だった。

ポーランドでは大統領が法案の拒否権を持つ。決選投票でチャスコフスキ氏が勝利すれば、トゥスク政権はPiSが導入し、裁判所の独立性を損なうとの批判がある司法改革の撤回などが可能になる。

一方、ナブロツキ氏が勝利すれば、2023年のトゥスク氏就任以来の行き詰まりが続くことになる。PiS出身のドゥダ大統領はこれまで、トゥスク政権の取り組みを妨げてきた。

チャスコフスキ氏は欧州の政策決定におけるポーランドの役割強化を掲げている。

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