Googleは米国時間5月15日、「Global Accessibility Awareness Day」を記念して、「Android」と「Chrome」向けのアクセシビリティー機能を発表した。
Android向けのアクセシビリティー機能
同社は2024年、視覚障がい者向けのAndroidスクリーンリーダー(音声読み上げ)機能「TalkBack」に、「Gemini」を活用した画像説明機能を追加した。
今回、この機能が強化され、ユーザーが画像の説明を聞くだけでなく、画像に関する質問もできるようにした。例えば、友人が送ってきたギターの写真について、メーカーや色などの詳細を尋ねられる。また、買い物中に商品の素材やセール情報などの質問も可能だ。
「Expressive Captions」と呼ばれる機能は、単に言葉を文字起こしするだけでなく、言葉に含まれる感情のニュアンスまで捉えられる。例えば、家族からの動画では「Oh my gosh, MOM!」といった驚きや感情のこもった表現が、高校のアメリカンフットボールの試合の動画であれば「Catch it, James! OH MY GOODNESS! YES!」といった興奮や喜びの表現が可能となる。
Googleの説明によると、今回のアップデートでキャプションにはAIによる表示時間調整機能が加わり、「Oh nooooooooo!」や「GOAAAAAAAAAAAAAL!」のように、感情を強調した文字が追加されるようになった。加えて、[clearing throat](せき払い)や[applause](拍手)といった音のラベルも、より多くの種類が表示されるようになるとのことだ。
Chrome向けのアクセシビリティー機能
これまで、ChromeでスキャンされたPDFを開いた場合、スクリーンリーダーを使用して内容を操作する方法がなかった。しかし、光学文字認識(OCR)技術の導入により、Chromeはドキュメント内のテキストを認識できるようになった。これにより、テキストのハイライト表示、コピー、検索が可能になっただけでなく、スクリーンリーダーを使ってテキストを読み上げることも可能になった。
Android版Chromeの「Page Zoom」機能では、ウェブサイトを拡大して詳細を確認できたが、拡大しすぎるとサイトの元のレイアウトが崩れて表示されてしまうという問題があった。しかし、今後はページの元のデザインを維持したまま、ページのテキストサイズを拡大可能になった(デスクトップ版Chromeでの動作と同じ)。特定のページに対して個別のズームレベルを設定したり、全てのページに一律のズームレベルを適用したりできる。
この新しいPage Zoom機能を使用するには、Chromeの右上にある3点メニューをタップし、ズームの設定をする必要がある。

提供:Kerry Wan/ZDNET
この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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