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Reuters
掲載日
2025年5月18日
創業者兼マネージング・ディレクターのサミール・モディ氏によると、インドのカラーバー化粧品は、デザインのアップグレード、新製品の発売、店舗の拡大により今年度の売上を倍増させた後、2027年初頭に株式公開する予定です。
カラーバー化粧品、2027年初頭にIPOを目標 – Colorbar- Facebook
富裕層の買い物客が贅沢品やパーソナルケアへの投資を続けているため、インドの富裕層向けブランドは、生活費主導の消費減速にほぼ耐えています。
カラーバーは、4月1日からの会計年度で売上高が100億ルピー(約1億1700万ドル)を超える見込みです。モディ氏がロイターに語ったところによると、成長戦略には、パッケージの刷新や店舗強化への継続的投資が含まれるとのことです。
現在250億〜350億ルピーと評価されている同社は、IPOで得た資金をスキンケアとフレグランス部門の強化に充て、国際的な美容ブランドを含む買収を進める意向です。
NykaaやHonasa Consumerのような類似の上場美容企業の株価は、市場競争の激化の中でアナリストが収益性を疑問視しているため、デビュー以来苦戦を強いられています。
昨年はほぼ収支均衡だったカラーバーも、激しい競争に直面しています。そのライバルには、シュガー・コスメティックスやマイグラムといった地元の独立系レーベルや、エスティ・ローダーのボビイ・ブラウンやMACといった世界的な大手がいます。
20年前に設立されたカラーバーは、口紅やファンデーションから、美容液やモイスチャライザーなどのスキンケア製品まで、幅広い化粧品を提供しています。
同ブランドは100以上の専売店を運営し、ショッパーズ・ストップやライフスタイルなどの大手チェーンを含む1,200以上のマルチブランド小売店を通じて販売しています。また、今年度はさらに15~20店舗をオープンする予定です。
モディ氏は、米国や中東などの市場に進出することで、今後5年以内に売上高の25%を輸出で賄うことを目指していると述べました。
(1ドル=85.4900インドルピー)
FashionNetwork.com with Reuters
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