フジ・メディア、北尾氏らの取締役選任求めるファンド提案に反対

 5月16日、フジ・メディア・ホールディングスは、米投資ファンドのダルトン・インベストメンツの関連会社が株主提案していたSBIホールディングスの北尾吉孝会長兼社長ら12人の取締役選任などの議題に反対すると発表した。写真は、東京のお台場のフジテレビビ。2018年10月、東京で撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 16日 ロイター] – フジ・メディア・ホールディングス(4676.T), opens new tabは16日、米投資ファンドのダルトン・インベストメンツの関連会社が株主提案していたSBIホールディングス(8473.T), opens new tabの北尾吉孝会長兼社長ら12人の取締役選任などの議題 もっと見る に反対すると発表した。一方、自社が「最適」と判断したとする11人の取締役候補を公表。元ファミリーマート社長で、セブン&アイ・ホールディングス(3382.T), opens new tabの取締役候補となっている澤田貴司氏も含まれる もっと見る 。「改革アクションプラン」も発表し、政策保有株を3年以内に1000億円以上売却することや、2029年度までに1000億円以上の自己株取得を行う方針を示した。北尾氏は4月の記者会見でフジ・メディアHDの経営改革に意欲を示し「もし敵対するとしたら徹底的に勝負する。(同社株を)5%くらい買うのはわけないことだ」と発言していた もっと見る 。北尾氏やダルトン側の今後の対応が注目される。

フジ・メディアHDは26年3月期通期の連結営業利益が前年比86.3%減の25億円、純利益が100億円(前年は201億円の赤字)になるとの見通しも発表した。

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